まず、日本と豪州の美容専門学校で習うことから違います。髪質、頭の形、美的感覚が違いますので、教える事も、習うことも違います。
将来、オージー相手に仕事をしたければ豪州の教育を受けるべきです。日本人相手もしくは日本のスタイルが好きなアジア人相手に仕事をしたければ日本で教育を受けるべきです。
サロンに入店してからが丸っきり違います。ここからハッキリと差が出てきます。
まずは・・・
〔日本でスタッフを数人抱えて頑張ってるサロン〕
練習会が毎日あります。休日も講習会やら勉強会で練習してます。営業時間にもよりますが、僕の時は夜中の12時や1時まで、コンテストが近くなってきたら夜中2時まで練習してました。365日、お正月も人形の頭を実家に持って帰って練習してました。
一ヶ月30日間あったら、練習も30日行なっていて、営業時間も12時間近くはありますので、実際にお客さんに触れている時間も先輩の仕事を見ている時間も長くなります。
その結果、5年経ったら、カットもパーマも、カラーや縮毛強制まで、一通りできるようになりますし。日本人の流行や、日本人に合うスタイル、好みに合う仕事をみっちりと身に着けます。
指導者も、日本人のお客様に受け入れられるテクニック、好んでもらえるようなマナーから勉強して教えますし、探そうと思ったら良い指導者はたくさんいるので、勉強する環境はバッチリです。
〔オージーサロンの場合〕
みんな、5時になったら帰ります。もうサロンの中にいません。練習会なんて一ヶ月の間に一度あれば良いほうです。一度の練習会だって、2時間~3時間やれば終わりです。あとは営業中に教わったりしてますが、日本との差は歴然。
日本は毎日3~4時間は練習。少なく見積もって3時間×30日で90時間は練習している計算になります。ところが、こっちは一ヶ月に多く見積もって3時間?30分の1しか練習してません。
なので、こっちの美容師さんは分担制が多く、カットはカッターが行い、カラーはカラーリストが行なう。っていうか、その程度の練習で日本のように何でもオールマイティにできるようになるのは無理です。同じレベルになるには30倍時間が掛かると言う計算。。。
日本で5年で一人前とすれば、5×30で、豪州では150年かかります(苦笑)
指導者も、オージーの美的感覚に合わせて、西洋人の髪質と骨格に合わせての指導になりますので、日本人の好みとはかけ離れます。どんどん差が出てきますね。
0.01%の可能性は何か?よほど人の良い「日本で経験のある日本人美容師さん」を見つけ、毎日のように何時間も指導を受け、営業中もその人の仕事を見て盗み、コツコツとメモを取って、自分でも家に帰ってから復習をして質問を次の日の朝に聞く。
そんなボランティアをしてくれる人が豪州にいるとは思えませんが・・・(苦笑) 僕だってイヤです、そんなボランティア(笑) 赤の他人に自分の貴重な知識、大切な時間を無償で提供するために苦労して20年間も理美容師やってるわけじゃありません。
冷たいようですが、海外で働いている有能な美容師さんで「僕は無償で毎日夜中まで見ず知らずの人の指導をするために日本の生活を捨てて海外に来ました!」と言える人がいるとは思えませんが。でもいるかもしれません。
日本人経営者で豪州内でサロンを出店しているところだって、何も練習会をするために海外出店してるわけじゃありませんし、日本で少しでも経験があって「日本の仕事」ができる子がワーホリで来ますから。そっちの方が人件費も安く済むし(これは違法ですが) 教える手間も省けるので、わざわざ技術がオージーの日本人を雇う必要はないわけです。
以上の理由から、豪州の美容師養成の専門学校を卒業して「日本人美容師」には成れないでしょう。でも100%とは言ってません。頑張って良い指導者を見つけて下さい。
但し、永住権を取る手段として考えるのであれば、こっちのHairdressing schoolは良い選択肢になるでしょう♪
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