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早い話が、ブリーチのハイライトをしている髪に縮毛矯正をかけてジリジリにならないか・・・という問題から、このBeebaさんがネットでリサーチしてたどり着いたのが僕のウエブサイト。
それで1月の初旬にご来店され、ボスのポールと二人で、ア~だの、コ~だの言いながら縮毛矯正を行って大成功だったのです。それでBeebaさんは大満足でVogueの掲示板にPublic Image Hairの宣伝をしてくれてたと言うわけなのです。
それにしても西洋人の細い髪+ブリーチ毛に縮毛矯正をかけるなんて難しいです。アジア人の髪はなんて簡単なんだろうって思ってしまうくらい、難しいです。カラーも均一なフラットなカラーを入れている人なんていないし、フォイルでバラバラにブリーチしてあるから、縮毛矯正の薬液の塗布も全て計算して、こっちを塗布して濯ぎ、次はあっちを塗布して濯ぎ・・・・・塗布して行くタイムラグを無くして塗らなくてはならず、ブリーチのハイライトの部分なんて3分で軟化OKの状態になるんです。そんなの右側塗って左側に移る間に3分経ってしまうじゃん!
なので、右側を塗布→すすぎ。左側を塗布→すすぎ、前髪はシャンプー・ブースに寝かしたまま塗布して、すぐに濯ぐ・・・・という面倒な作業を襟足から順々にやっていかないと、ジリジリのビビリ毛になってしまう。一度傷んだ髪は切り落とすまで直らないので慎重に。。。
そういう細かな仕事はみんな嫌うので、面倒だからって一度にガーっと塗ってしまい。一番最初に塗ったところは20分くらい経過してて、最後に塗ったところは3分しか経ってないというタイム・ラグが生じる。縮毛矯正でジリジリになってしまったという人が多いのは、面倒くさがる美容師が多いからか、知識がない美容師が多いからかのどっちかであろう。
それで、オーストラリアの縮毛矯正の料金は高いのである。今回もこのBeebaさんは750ドル(約7万円)で6時間かかりました(カット込みの料金です。) それでも大満足で掲示板でも良さを広めてくれるのは、そこまで丁寧に計算しながら進めて行ったのを理解して頂いているからなのです。
でも、日本のように料金設定を1万円や2万円に下げ、ここまでタイムラグまで計算して髪の事まで親切に考えて・・・・なんてやってたら美容室はつぶれてしまうわな。それならカットに4千円払ってくれるお客さん5人も6人も5時間でやったほうが身体も楽チンだし経費かからないし、リスクもない。
価格競争で安く料金設定→結局はカットで稼げないような若いスタッフにやらす→経験と知識が浅いので、くせが伸びないやらビビリ毛になりジリジリで直らない等のクレームが付く→店の評判を落す→客数が減る→料金を安くしてお客を呼ぼうとする→カットのできるスタイリストが4時間かけて一万円の売り上げでは採算合わないので若い子にさせる→クレームがくる→評判を落す→夜逃げする(涙) という方程式にハマってしまう(苦笑)
日本でも、もっと真剣に髪の毛の事を考え、理論的にも勉強し、どんな髪の状態でも縮毛矯正をかけれる。ただ薬液メーカーの言いなりに行うのではなく、正しい理論の下、正しく個々の髪を分析し、正しい使い方をして、美しい髪をクリエイトしていくという風に、もちろんその分の料金は頂く。だからこそ間違いは許されない。縮毛矯正で失敗されて泣いているお客さんは想像以上に多い。
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